あらすじ

町外れの倉庫の戸を開けたら、そこは俺の博物館だった。 天井まで届く棚に、四百二十三冊のノート。俺がなくしたはずの物。そして、二百枚を超える念書。 『鵺森統には、今後近づきません』 俺の平穏は、腐れ縁の女、蔭裏纏(かげうらまとい)が十年かけて手作りしていた。 「いらない。......全部いらない。気持ち悪い」 そう切り捨てた俺に、あいつは笑って言った。 「あはは。全然いいよ? 趣味だし?」 ――声、震えてんぞ。 こうして黒幕は無様に負けた。俺は最低の形で、こいつに落とし前をつけた。 ......つけた、つもりだった。

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カクヨム
カクヨム2026/08/09
  • 現在の作品黒幕系女子が無様に負ける日(そんな日は来ない)