あらすじ
百年前、《王立神獣育成所》で働いていた飼育員レオン。
彼の仕事は、仔竜に餌をやり、神狼をブラッシングし、風呂嫌いの聖鳥を捕まえ、やんちゃな神獣たちの世話をすることだった。
ある日、育成所が襲撃され、仔たちを逃がすため緊急保存結界に入ったレオン。
目を覚ますと――百年が経っていた。
しかも、かつて彼が世話をしていた六体の仔たちは、
炎竜皇。
白銀神狼。
天鳳。
海皇。
雷帝獅子。
冥界九尾。
――《六大神獣》として世界中から崇められる存在になっていた。
国王すら跪く炎竜皇を見て、
「ルビィじゃん。こいつ昔、寝小便してたぞ」
と言ってしまうレオン。
当然、周囲は大騒ぎ。
ところが本物の炎竜皇が現れ――。
「レオンっ!!」
世界最強の神獣は、百年ぶりに会った飼育員へ泣きながら飛びついた。
世界では神様。
レオンの前では、昔のままの甘えん坊。
そしてレオンの復活を知った残りの神獣たちまで、一斉に動き始める。
「何で全員うちにいるんだよ!?」
百年待ち続けた最強神獣たちと、彼女たちを未だに昔の仔扱いする元飼育員。
世界中を巻き込みながら始まる、騒がしくてちょっと温かい神獣たちとの第二の生活。