あらすじ
天界には無数の転生者がいる。
だが女神ミュカレが見ているのは、いつも同じ男だった。
特別な才能もない。
英雄でもない。
若者ですらない。
ただのオッサン。
不幸な目に遭わせても生き残る。
理不尽を押し付けても何とかする。
時には自分から意味不明な地雷を踏みにいく。
その姿が妙に気になって仕方がない。
「何でコイツなんだろうな」
女神は今日も水晶越しに男を眺める。
一方その頃、当の本人は知らなかった。
自分の人生が、天界中の暇を持て余した女神の観察対象になっていることを。
これは、神々に振り回されながらも必死に生きる一人のオッサンと、そんな彼から目を離せなくなった女神の物語。