あらすじ
――「読む」だけじゃない。これは、彼女たちの「音」を聴く物語。
【イヤホン・スピーカー推奨:作中にYouTubeライブ音源リンクあり】
完璧な調和(ハーモニー)だけが正しいと信じていた。
15歳の秋、コンクールの重圧から逃げ出したバイオリンの天才少女、高輪 葵(たかなわ あおい)。
彼女が逃げ込んだ放課後の音楽室で出会ったのは、クリーニング屋の娘で絶対音感を持つギタリスト、三田 凛(みた りん)だった。
楽譜通りの正解を求めるクラシックの世界から飛び出した葵が、凛と共にアンプを歪ませて鳴らした不格好なコード。
それは、ネジ屋の娘、白金 茜(しろがね あかね)の地鳴りのようなベースと、本屋の最年少ドラマー、芝 ほのか(しば ほのか)の荒々しいリズムと混ざり合い、独自の「不協和音(ディスコード)」へと進化していく。
インディーズ最後期、伝説の目黒鹿鳴館での初大トリ。
提供先で大ヒットし、自分たちのステージでは封印されていた『透明な夏』の真の姿。
そして、メジャーデビュー、アニメタイアップを経て辿り着いた2ndアルバム『Stellar Symphony』。
港区下町の等身大の少女たちが、葛藤、封印、そして解放を経て鳴らす「真実の音」の軌跡。
小説の作中で彼女たちがステージに立ったその瞬間、実際のライブ音源(YouTube)があなたの耳に鳴り響く。
音楽と物語が交錯する、新しいメディアミックス体験。
ステラノートの物語が、今、始まる――。