あらすじ
午前二時。誰か一人に責任を押しつけるメールを送った直後、オフィスの廊下に濡れた足跡が続くという。
防犯カメラには映らない。入館記録もない。
翌朝、問題だけが片づき、机には泥のついた名刺が残されている。
若手エンジニアの結城は、障害の責任を一人で背負わされた夜、その噂に出会った。
現れたのは、泥だらけの靴を履いた七人のおっさん。
責任を肩代わりする男。怒りの時間を借りる男。機械の声を聞く男。嘘の金と契約を暴く男たち。
彼らは、下請けいじめ、未払い、情報漏えい、隠蔽に踏み込むコンサル会社だった。
だが、すべての理不尽の裏には、大企業・東央デジタルソリューションズの影がある。
消される前に記録を残せ。名前を取り戻せ。
替えの利く歯車で終わるな。
彼らは、ハラスメント・セブンという。