あらすじ

日々日常から目を背けたくなるも、脳を麻痺させるための酒が手元になく、口寂しくも手持ち無沙汰でソファに腰掛け、スマートフォンを操作する休日前の夜は実に空虚だった。 「体からウィスキーの匂いがする」  同僚から白眼視されながらそんな事を言われ、「そうかな」などと誤魔化してはいたが、内心は屈辱でいっぱいとなり否定の言葉ばかりが溢れ出てきた。だが、それらはどれも、最終的に「仮に酒の匂いがして、だからなんだというのだ」と、自己を正当化するための拙い前口上に過ぎないと気がつく。結局酒を飲み、だらしない私生活への免罪符を見ていたいだけだったのだ。

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カクヨム
カクヨム2026/08/08
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