あらすじ
「彼女は真実の愛で出会い結ばれた。君には悪いけど彼女なしの人生など考えられない」ツラツラと言い出す不貞を真実の愛という臭い砂糖にまぶしたところで、口に入れたら吐き出すほど不味いのでは。真実の愛といった言葉に逃げた先に待つのは、無か破滅か。
グレアは死んだ光の目で二人の会話を聞き流し、認めてくれとなぜか元婚約者に公演のような真似をして幕を下ろそうとする。終わった気になって何も持っていない無一文の男女が、背伸びしながら大人ぶっているようにしか見えない。
「そうですか」その人の父親って確か……。