あらすじ

人口の二割が異能を持つ世界。 俺――澱谷朗紀は「いずれ異能に目覚める」と言い続けて、笑われ続けた。 目覚めなかった。 かわりに目から光が消え、腐った魚のような眼と称されるようになった。 そして中学三年の秋、腐り切った目をした俺に与えられた異能は、皮肉なことに『見たものを腐らせる』というものだった。 発現者は異能学園への進学を義務づけられる。 俺こと澱谷朗紀が選んだのは、家から一番近いという理由だけで六稜の一角・国立海嶺学園。 倍率八倍、合格者五十名。 なぜか受かった。 正論で人を刺す才媛。何の裏もなく懐いてくる級友。血統を信奉するライバル。 彼ら彼女らの影に隠れ、地味に目立たないように生きていく。 それでよかった。 それでよかった、はずだった。

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小説を読もう2026/08/09
  • 現在の作品腐眼のロキ ―― 腐らせることしかできない俺と、腐らせてほしい彼女