あらすじ
「世界は、美しい。」
そう叫びたかった。
何度でも。
たとえ壊れても。
虐待、解離、喪失、裏切り。
人間としての尊厳を奪われながら、それでも誰かを愛そうとした“君”。
そして、その血を継ぐように生まれた、黒咲シオンという青年。
同人小説を書き、酒を飲み、人を愛し、
『世界美しいー!』と笑いながら、生きようとした。
傷つきながら。
壊れながら。
何度も死にかけながら。
それでも、人を憎めなかった。
これは、「愛されたかった人間」が、
最後まで【愛する側】で在り続けた物語。
優しさとは何か。
創作とは何か。
生きるとは何か。
そのすべてを問いかける、
痛みと祈りの長編文学。