あらすじ
約15000年前 農業革命
約350年前 産業革命
約50年前 シンギュラリティ
三度の技術的特異点を迎えたワールドは、四度目にして、最後の技術的特異点であるアポカリプスを迎える。
技術的特異点を迎える度に暇な時間を手に入れた人類は、遂に新たな生命の創造以外にすることが無くなった。
生命の創造だけでなく、生命の復活をも可能になった時代。
しかし、その時代の技術を持ってしても、死者の魂の復活は成し得なかった。
人は、最も大切な記憶を魂の棚に上げる。
魂の復活が成せないということはつまり、最も大切な記憶が蘇らないということである。
ある日、ある少女が自殺した。
人を愛する心を持った少女が。
少女と両想いの仲にあった青年は、違法ではあるが、少女を生き返らせた。
魂の無い少女は、青年の名を呼んだ。
立ち会った者は安堵しているが、青年の表情は歪んでいた。
少女の記憶には青年の記憶が残っていた。
少女が魂の棚に上げていたのは別の記憶だったから。
それからワールドはアポカリプスへと向かっていく。
なんでも願いが叶う、究極の理想郷へ。