あらすじ

五百年前、王星実《おうせい みのる》という名の少年がいた。 神と呼ばれ、英雄と讃えられた男――断罪機構《ジャディケイチャー》総帥オンテックの、たった一人の息子だった。 母は「機構のため」に使い潰され、死んだ。 友を持つことは「非効率」だと禁じられた。 そうして少年は、世界のすべてを憎むことを覚えた。 ――いま、彼はアセリオンと呼ばれる。 赤と黒の甲冑に全身を覆い、面の下に顔を持たぬ魔王。無法《ローレス》を統べる異端教統《ヘレシアーキー》の王。 彼はほとんど喋らない。説明もしない。ただ、殺す。 九人の魔人《アナーキスト》を従え、魔王は父のもとへ歩き出す。世界を焼き払うために。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/08
  • 現在の作品勇者が魔王になる時