あらすじ
「……処分されるのも時間の問題ね」
三十路を過ぎたメイドのカリンダは、今日も任務で奔走していた。そんな中、傷を負ってしまう。
衰えを感じる中、それを見た雇用主、極悪令嬢と呼ばれるビアンカは、ため息交じりに引退をほのめかしてした。
メイドの引退とは『死ぬこと』を意味する。元奴隷という身分に加え、機密を多く扱う仕事のため、メイドを辞めれば、処分されるのが通例だった。
同僚のマールと居酒屋で、老いについて語らう中、一組の男性に声をかけられた。
酒の勢いと引退目前という状況もあり、カリンダはその男と行きずりに関係を持った。
これがカリンダを救う出会いになるとは、彼女はまだ知る由もなかった――