あらすじ

気がつけば、源義経になっていた。 源平合戦の英雄。 一ノ谷、屋島、壇ノ浦で平家を破り――その後、兄・頼朝に追われ、最後は奥州衣川で死ぬ男である。 そんな結末は御免だ。 幸い、俺はその歴史を知っている。 ならば、義経が頼朝に警戒されるような力を持たなければいい。 土地を持たない。 恩賞を自分で配らない。 独自の勢力を作らない。 そして何より――平家を滅ぼしきらない。 平家がいる限り、頼朝には平家を討つための大将が要る。 ならば戦には勝つ。だが、勝ちすぎない。 知っている歴史を利用して、衣川へ続く道から外れていけばいい。 宇治川、一ノ谷、京都、そして屋島。 知っているはずの歴史を相手に、義経は自分の未来を選び直していく。 これは、未来を知る源義経と、 そう簡単には筋書きどおりになってくれない歴史との化かし合い。 ※本作は、以前公開していた作品を全面的に再編集・再構成した改稿版です。

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カクヨム
カクヨム2026/08/08
  • 現在の作品むかしをいまに ~衣川を遠ざけるほど、義経になる~