あらすじ
世界的アーティストとして活躍する、18歳の高校生17人。
彼らは同じ高校に通いながら、放課後には17人で暮らす巨大な邸宅へ帰り、音楽を作り、ゲームをし、くだらないことで笑い合う。
学校では誰もが知る有名人。
世界では圧倒的な人気を持つアーティスト。
だが、17人には誰にも知られていない過去があった。
小学6年生の頃。
異常な才能を持つ子供たちとして集められた17人は、正体不明の男――ヘキラによって英才教育を受けていた。
格闘技。
武器術。
CQC。
身体能力。
観察力。
戦闘本能。
17人それぞれが持つ才能を、ヘキラは極限まで引き出していった。
やがて彼らは、普通の人間とは比べものにならないほどの実力を身につける。
そして17人は、厳しくも自分たちを誰より理解してくれるヘキラを、本当の恩師として慕っていた。
――中学3年生になるまでは。
ある日、17人は知ってしまう。
ヘキラが自分たちを育てた本当の目的。
それは、成長した17人を裏社会で利用することだった。
問い詰められたヘキラは何も答えず、その翌日、忽然と姿を消した。
それから3年。
18歳になった17人は、自分たちの人生を歩んでいる。
学校。
共同生活。
ライブ。
くだらない毎日。
あくまで彼らは、普通に青春を楽しむ高校生だ。
しかし夜になると、時折その顔は変わる。
ヘキラの行方を追うため、17人は裏社会へ潜り込み、ヤクザや反社会組織が持つ情報を探っていた。
目的は復讐だけではない。
なぜ自分たちを集めたのか。
3年間の思い出はすべて嘘だったのか。
そして今、ヘキラは何をしているのか。
その答えを、誰も知らない。
最初はただの小さな手がかり。
だが17人が高校生活を送るその裏側で、ヘキラの残した影は少しずつ繋がり始める。
日本の裏社会。
莫大な金。
詐欺。
犯罪組織。
そして――海外。
いつか必ず、17人は再びヘキラと向き合うことになる。
それでも彼らの日常は続いていく。
学校で先生に怒られ、
邸宅で夜更かしし、
ステージでは世界中を熱狂させる。
最強である前に、彼らは18歳。
そして17人にとって何より大切なのは、ヘキラでも戦いでもない。
この17人で笑っていられる毎日だった。
――これは、17人の高校生が青春を過ごしながら、自分たちの過去と再び向き合っていく物語。