あらすじ
東京と福岡、約1100キロの遠距離恋愛。
「信じる事ができない」と拒絶されたかと思えば、「生きる理由になっていた」とすがるような言葉でヨリを戻す――そんな不安定で矛盾だらけのやり取りに振り回されながらも、彼女の存在を受け止めようとしていた高専生の「俺」。
しかしある日、スマホの画面に表示されたのは、冷酷な「ブロック」という二文字だった。
すぐに会いに行くこともできず、ただ冷え切ったスマホを握りしめるしかない部屋。外の眩しい夏の日差しと蝉の声が響く中、途方に暮れる主人公の、残酷な喪失と動揺を描いたワンシーン。