あらすじ
「お前ら、荻野と川嶋だよな?」
空手の練習の休憩時間に突然やって来た不良少年、竹原雅樹。
中学卒業後、高校へは進学せず、父親の元で大工の修行を始めた彼に、家に遊びに来るよう誘われた荻野哲哉は、渋々その誘いを受け入れる。
中学時代は近隣の不良たちを震え上がらせる存在だった雅樹。
哲哉は気乗りしないまま、彼の家へと向かう。
「入れよ」
ぶっきらぼうに言う雅樹に案内されて部屋に入った瞬間、哲哉は言葉を失う。
そこは、少年の夢を形にしたような、ゲームと漫画に囲まれた空間だった。
【5話までの登場人物】
☆荻野哲哉(おぎのてつや)
主人公。中学二年生。身長170cm。真面目で繊細な性格。学業成績は優秀だが、田舎の公立中学校では上位でも、都会の進学塾に通う中学生たちの中ではパッとしない。小学生のときから続けている空手でも、熱くなれない性格が災いして、成績はイマイチ。年の離れた兄が優秀だったため、常にコンプレックスを抱えて生きてきた。
☆竹原雅樹(たけはらまさき)
不良少年。16歳。身長180cm。哲哉、川嶋よりも二歳上。中学卒業後は高校へ進学せず、工務店を営む父親のもとで大工修行をしている。金髪ロン毛の美形で、身体能力は極めて高い反面、頭はあまり良くない。中学生の頃は近隣の不良たちに恐れられる存在だったが、自分のことを不良だとは認識していない。中学を卒業するまでは哲哉、啓吾と同じ空手道場に通っていた。
☆竹原茉優(たけはらまゆ)
雅樹の妹。中学一年生。身長163cm。兄と同じく高身長で運動神経も良いが、内向的な性格をしているため、運動部には入らず、美術部に所属している。手足の長いスタイル抜群の美少女で、川嶋が密かに思いを寄せている。
☆川嶋啓吾(かわしまけいご)
哲哉の友人。中学二年生。身長157cm。哲哉とは五歳のときからの空手道場仲間で、一緒に模試を受ける仲でもある。学業成績は哲哉と同じく優秀で、特に理数系に強い。異常な暑がりで、真冬以外は五厘刈りにしているため、口の悪い連中からはハゲ呼ばわりされている。哲哉よりも外向的で、誰とでも仲良くできるが、不良は嫌い。
☆竹原幸恵(たけはらゆきえ)
雅樹と茉優の母。40歳。身長166cm。元ヤンキーの雰囲気が凄い美人お母さん。ふくらはぎに雅樹、茉優の名前のタトゥーがある。カラっとした性格で、人と話すのが大好き。哲哉のことを信頼している。