あらすじ
王位を継ぐにふさわしい者を見定めるため、王は四方の城塞を王子たちに託した。
北の塞を託されたのは、「引きこもりの無能王子」と噂される第五王子エドアルド。
そこへ送り込まれたのは、ウォーデン家の令嬢アレアと侍女ノクシー。
――援軍という名の、ふたりぼっち。
さらに集った顔ぶれは、お祭り好きの次男坊、王子を推しまくる伯爵令嬢、謎めいた最強剣士、左遷されたベテラン騎士……一筋縄ではいかない者たちばかり。
知略で人を動かすアレアと、剣で道を切り開くノクシー。
思惑も、誇りも、流儀も違う者たちが出会うとき、
寂れた北の塞は、王国の運命を揺るがす舞台へ変わっていく。
芋を焼き、ネギで鍛え、踊って笑って剣を振るって、
やがてその先に待つのは、王国を揺るがす動乱の兆しだった。
北の塞の台風の目、ウォーデンに気をつけろ!