あらすじ
フィーネ・セリジエは、家の困窮のため、二十歳の若さで年の差五十歳のバルタザール・ボルドーとの縁談に差し出された。バルタザールの十一人目の妻となるべく、縁談をまとめるため相手の家を訪問すると、バルタザールはフィーネの目の前で変死してしまう。
バルタザールの死は病死と判明したが、フィーネは縁談の相手を不幸にする毒の花、アデルファと異名をつけられ、社交界での居場所を失った。
一人、「箱庭」と呼ばれる高原の別荘地に隠れ住むフィーネ。ある日、ジュリアン・ヴァイスとレナード・ローウェルという二人の男性が現れる。二人は、バルタザールの死に禁じられた呪いが関係しているのではないかと調査しているという。
フィーネはバルタザールの死の瞬間の目撃者として、二人の調査に協力する。