あらすじ
東京郊外のマンションで、52歳の男性が死亡する。
死因は転落死。
警察は自殺として処理しようとするが、現場には奇妙なものが残されていた。
小学校の卒業アルバム。
しかも、死亡した男性とはまったく関係のない学校のものだった。
アルバムのあるページには、赤いペンで一人の児童の顔だけが丸く囲まれている。
その人物は現在34歳。
ごく普通の会社員として暮らしている。
ところが警察が男を訪ねると、彼はこう答える。
「その子は、僕じゃありません。」
しかし写真は、どう見ても彼だった。
さらに調べていくと、死亡した男性の周囲では過去20年間に4人の人間が不審な死を遂げていることが判明する。
交通事故。
自殺。
病死。
失踪。
一見すると何の関連もない。
だが4人全員が、同じ小学校のある事件について証言していた。
20年前。
小学6年生の児童が校舎から転落して死亡した事件。
事故として処理されたその事件には、一つだけ不可解な点があった。
死亡した児童の名前が、学校の記録から消えている。