あらすじ
4つの勢力がしのぎを削るアルビオン島。
その島の最西端に位置し、戦乱からは遠い場所にある町メノウで、一人の少女が居酒屋を経営していた。
少女の名はエミリー。17歳。
彼女は閑古鳥が鳴く居酒屋を閉めることなく開き続けていた。
そんなある日、エミリーの居酒屋に珍しくひとりの客が訪れた。
と同時に、思うのだった。「この人はいったい誰なのだろう?」と。
やがて、その客の男はカウンター席に腰を下ろし、エミリーに注文する。
「喉が渇いてるんだ。すまないが水がほしい」
これは、田舎町の寂れた居酒屋で父の帰りを待つひとりの少女が、ふらふらと自分の店に足を運んできた壮年の謎多き男と出会い、彼に助けられ、そして彼に密かな好意を寄せていく物語。
以下、登場人物の紹介
エミリー
主人公。居酒屋の若女将をしている。特殊な力など持っていない、ごく普通の女の子。17歳。
ビョルン
エミリーが経営する居酒屋をぶらりと訪れた謎多き男。熊の毛皮を羽織り、腰に戦斧を差している。34歳。
ジェイコブ
徴税請負人の男。ハゲでスケベで、かつ若い少女が好きな中年男。35歳。
ハロルド
ジェイコブの雇用主。エミリーが暮らす町を含めた地域一帯の領主。40歳。