あらすじ
世界規模の戦争が終わらない時代。
人類は「自然そのもの」を兵器にしようとした。
その計画から生まれたのが、気象現象を宿した戦闘用アンドロイド——七嵐。
しかし計画は制御を失い、彼女たちは野放しとなった。
白き終焉と呼ばれる大災害の後、地球の自然は歪み、かつての青さを失いつつある。
誰の命令も受けない七嵐は、自ら一つの目的を抱いて動き出す。
歪められた自然を、本来の形に戻すこと。
雷を斬り、雨を鎮め、風を整え、光を正す。
彼女たちは「兵器」でありながら、壊された世界を静かに修復しようとする。
だが、七嵐を回収しようとする者、利用しようとする者、崇めようとする者、壊そうとする者が、次々と牙を剥く。
そして、最も静かな彼女だけが知っている。
この世界に、まだ「消えていない何か」が残っていることを。
光を操るものが、光を失った理由。
数字の小さい者が、なぜ圧倒的なのか。
00という存在が、なぜ語られてはならないのか。
美しく、残酷で、孤高なアンドロイドたちが、歪んだ世界で交錯する。
SFバトル×終末世界×静かな悲劇。