あらすじ

田中太郎には、少し変わった能力がある。 『興味を持った対象の情報を、カメラで撮影したかのように鮮明に記憶できる』という能力だ。 だが、この能力には極端な偏りがあった。 興味や目的に結びつかない情報は、必要なことであっても驚くほど頭に残らない。 雑学は一言一句、一瞬の光景は細部まで覚えているのに、宿題は忘れ、小テストでは赤点。 隣の席の白石紬だけは、そんな田中の長すぎる理屈を楽しそうに受け止める。 四時限目の国語の授業が終わった昼休み、紬からタコさんウインナーを渡された田中は――。 長すぎる言い訳と、隠しきれない嬉しさ。 そして、興味のないことは覚えられないはずの田中の記憶には、いつしか紬にまつわる何気ない出来事ばかりが増えていく。 窓際の席から始まる、少し変わった二人の、不器用で澄み切った学園日常ラブコメディ。

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カクヨム
カクヨム2026/08/08
  • 現在の作品田中太郎の不完全な記憶領域~隣の彼女ことだけ忘れない~