あらすじ

現代日本で死んだ俺が目を覚ますと、異世界のドラゴンになっていた。 ただし、空を自在に飛ぶ古竜でも、軍隊を焼き払う竜王でもない。 翼はあっても飛べない。 ブレスは弱い。 人間の罠にかかり、狼の魔物に囲まれれば死にかねない――ただの幼竜だった。 山奥で飢えかけていた俺に食べ物をくれたのは、貧しい村に暮らす少女リナ。 彼女自身も腹を空かせているのに、固い黒パンを半分に割り、大きい方を俺へ差し出した。 だから、借りを返すことにした。 畑を荒らす魔物を倒し、盗賊を追い払い、村を守る。 それだけのつもりだった。 だが、安全になった村には人が集まり、商人が訪れ、職人が住み着き、やがて人間だけでなく亜人や知性ある魔物まで集まり始める。 寒村は交易村へ。 交易村は町へ。 町は城塞都市へ。 そして俺自身も、守るものが増えるほど進化していく。 幼竜から若竜へ。 成竜、古竜、そして竜王へ。 これは世界を支配したかったドラゴンの物語ではない。 黒パン半分の借りを返し続けた一匹の幼竜と、滅びかけていた小さな村が、やがて世界を揺るがす国へ成長していく物語。

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カクヨム
カクヨム2026/08/08
  • 現在の作品『ドラゴンに転生したので、人間の国を育てることにした 〜黒パン半分の恩返しから始まる竜王建国記〜』