あらすじ
「お前は役立たずだ。今日でパーティーから追放する」
勇者パーティーの一員だった青年、カイル。
彼に与えられた固有スキルは【鑑定】……と思われていた。
戦闘能力は皆無。
魔法も使えない。
剣もまともに振れない。
仲間たちから「何の役にも立たない無能」と蔑まれ、ついには勇者パーティーから追放されてしまう。
すべてを失ったカイルは、王都を離れ、辺境の小さな村で静かに暮らすことを決める。
畑を耕し、家を建て、のんびり飯を食う。
もう勇者にも、魔王にも、世界の命運にも関わりたくない。
――そう思っていた。