あらすじ

「勇者アルトよ。貴様は今日をもって追放だ! 勇者のくせに剣も振らず、ガラクタばかり弄りおって!」 玉座の間で、国王は丸めた羊皮紙を投げつけた。 傍らに立つ元パーティーメンバーたちも、嘲笑を浮かべている。 「そうですわ! 魔法の修行もせず『モーターのコイルが~』などとブツブツ言って……気味が悪いですわ!」 「魔物が出ても『ちょっと待って、今キャタピラのグリスアップしてるから』じゃねぇんだよ! 俺たちがどれだけ苦労したか!」 聖女と戦士の罵声を浴びながら、俺――勇者アルトは、手元の図面から顔を上げた。 「……え? ああ、追放? 了解。じゃあこの『魔力駆動式超吸引モーター』の特許は俺が持っていくからな」 「勝手にしろこのポンコツ勇者が!」 こうして俺は、王都を追い出された。 だが、彼らは分かっていなかった。剣や魔法などという原始的な力で魔王を倒したところで、この世界の「ゴミ」は無くならないということを。 真の平和とは、圧倒的なテクノロジーによる「全自動清掃」によってのみもたらされるのだ! 数ヶ月後――辺境の荒野 「完成した……!」 俺は荒野にそびえ立つ、直径100メートルの円盤型巨大兵器を見上げた。 漆黒のボディ、底面に備えられた超高速回転ブラシ、そして魔王の城すら丸呑みする超弩級ダストボックス。 その名も、全自動お掃除ゴーレム『ルンバ・オメガ』。 「よし、まずはテスト稼働だ。ちょうどいいところに『ゴミ』が来たな」 『ピロリロリ~ン♪ ダストボックスが、一杯デス。ゴミを、捨てテ下サイ』

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小説を読もう2026/08/08
  • 現在の作品追放された工学勇者、究極の全自動お掃除ロボ(巨大)で祖国ごとゴミ掃除する~吸い込んだ元仲間と国王が、ダストボックス内で強制人格アップデートされて超平和主義者になって排出された件~