あらすじ
ストレイ王国には、絶大な力と権力を誇る十大貴族が存在する。
人々は畏敬を込め、彼らを「カムイ」と呼んだ。
その一角、強大な炎魔法を代々受け継ぐ三日月家。三日月二葉(ミカヅキフタバ)はその家に生まれながら、炎魔法の適性を持たず、戦闘には不向きとされる風魔法にしか適性を示さなかった。
一族から期待されず、認められようともせず、与えられた立場を気にすることすらない。
風魔法を使い、何事にも興味を示さないまま、淡々と日々を過ごしていた。
だが、彼と関わった者たちは、次第に違和感を覚え始める。
これは、落ちこぼれと見なされた三日月家の少年と、その底知れぬ存在に翻弄される者たちの物語。