あらすじ
ハル(12歳)は魔界学院初等科12年生。実習の一環として、一年間に12人の地球のニンゲンを不幸にし、一人以上の天使を倒さないといけないという課題を与えられ、地球へと赴く。
しかしハルは、ニンゲンが苦しむ姿を見て助けたいと思ったり、天使を前にしても自ら戦いを挑んだりしない心優しい性格の持ち主。
地球にやってきて早々、少女を不幸にすることに成功するが、怪我をさせてしまったことを後悔してしまう。さらに海水浴をしていた女の子を溺死させてしまって、自責の念に駆られる。
様々な困難と窮地に陥りながらも、ついには天使を倒し、あと一人、ニンゲンを不幸にすれば課題を完了するところまで辿り着く。
しかし自分の気持ちに反してニンゲンをこれ以上悲しませたり、苦しませたくはないと、魔界へ戻れなくなるのを覚悟の上で、ブレスレットを外して悪魔の姿を解き、ニンゲン界へ身を投じてしまう。
そんな時、天使の実習にやってきていたチコ(12歳)と出会い、悪魔ということを隠していたハルは、一途で一生懸命なチコに惹かれ、この子になら殺されても良いかな、と考えるまでになる。
だが、近くにいた魔界の同級生ルシュファー37世ジュニア(12歳)に、チコがハルを殺そうと近づいている、と勘違いされ、チコは殺されてしまう。
4日間食事も取らずに憔悴しきっていたハルは、栗の木陰で雨宿りしているところを老夫婦に拾われ、一緒に暮らすことになる。
バスティア中学校に通うことになったハルは、ブレスレットが壊れて天界へ帰れなくなってしまった、天使セレナと出逢う。
セレナは、ハルが悪魔であることを見抜いた上で、握手の手を差し出す。ハルも心を開いて、握手の手を伸ばす。