あらすじ

レヴァイン共和国連邦との長期戦争が続く帝国。 北方戦線から生還したリディア・ヴァルモント中尉は、帝国軍の中枢――中央軍本部への転属を命じられる。 響く軍靴。途切れることのない報告書。感情よりも命令が先に動く、静かで巨大な軍事機構。 配属先の作戦第一課でリディアを迎えたのは、若くして戦場全体を動かすクラウディア・フォン・アイゼンベルク少佐だった。 さらに、中央軍には帝国最強と恐れられる戦略機動師団長、ヴィクトリア・フォン・アイゼンベルク大佐をはじめ、それぞれ異なる傷と責務を抱えた女性士官たちが集められていた。 彼女たちは優秀だった。 あまりにも優秀であるがゆえに、帝国から必要とされ続けていた。 北方とは異なる沈黙。 視線だけで変わる空気。 記録から消えた名前。 リディアは軍務を重ねる中で、中央軍の美しく整えられた秩序の奥に、説明のつかない違和感が存在することを知っていく。 帝国は何を守ろうとしているのか。 そして、そのために何を失おうとしているのか。 これは、異常な戦場から生還した一人の中尉が、国家に消耗される女性士官たちと出会い、軍規と沈黙の中で人間性を選び取っていく物語。 愛と忠誠は、誰のためにあるのか。 静かな軍事GL『帝国の華』。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/07/15
  • 現在の作品帝国の華-愛と忠誠は、誰のために-