あらすじ

北海道・名寄市。 幼い頃に両親と生き別れ、祖父母に厳しく育てられた少年・七篠球太郎(ななしの きゅうたろう)は、左投げ左打ちへの憧れから野球を始める。しかし、そこで満足せず、「両投げ両打ち」という誰も挑んだことのない道を選んだ。 周囲から笑われ、理解されることなく努力を重ねた小学生時代。そして中学では、三年間一度も公式戦のベンチ入りを果たせない屈辱を味わう。それでも球太郎は夢を捨てず、鋼の精神力を育んでいく。 進学した北海道興部高校で待っていたのは、部員わずか十五人の弱小野球部。そして運命は、幼い頃に生き別れた双子の弟・七篠球次郎(ななしの きゅうじろう)との奇跡の再会をもたらす。 驚くべきことに、球次郎もまた、誰にも教わることなく「両投げ両打ち」を極めようと孤独な努力を続けていた。 二人は仲間とともに、北海道の強豪校へ挑む。 これは、野球の常識を覆そうとした双子の兄弟と、小さな町の高校野球部が起こす奇跡の物語。 左右に宿るのは、二つの技術ではない。決して折れない、一つの魂――『左右の魂(そうる)』。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/07/14
  • 現在の作品左右の魂(そうる)