あらすじ

背番号一を失うことが怖い。 仲間に失望されることが怖い。 けれど晴斗が何より恐れているのは、ずっと自分を信じてくれた大地に「お前では勝てない」と思われることだった。 努力を重ねてエースになったものの、自分の才能に自信を持てない投手・晴斗。 恵まれた体格と冷静な判断力を持ち、晴斗の球を誰よりも理解している正捕手・大地。 晴斗にとって、大地のミットはどんな球でも受け止めてくれる唯一の居場所。 一方の大地は、晴斗が自分を頼り、自分のサインだけを見て、自分のミットだけを求めることに、ひそかな幸福を感じていた。 「俺だけはお前を見限らない」 それは晴斗を支える優しい言葉であり、同時に逃げ道を奪う言葉でもあった。 甲子園を目指す最後の夏。 勝利を求めるほど、二人の信頼は深まっていく。 けれど、その感情はいつしか、ただのバッテリーという言葉では説明できないものへ変わり始める。 劣等感を隠すエース受け×穏やかに囲い込む執着捕手攻め。 互いが互いの救いであり、弱点でもある二人の、痛くて眩しい青春物語。

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エブリスタ
エブリスタ2026/07/12
  • 現在の作品お前の球を捕れるのは、俺だけだ。 ―エースと正捕手、歪な夏―