あらすじ

父が宝くじで三億円を当てた。 ……なのに何も変わらなかった。 会社も辞めない。 軽自動車もそのまま。 家も建て替えない。 「まだ使わん。」 その一言だけを残し続ける父。 やがて親戚が押しかけ、父は玄関に番号札発券機を設置し、「保留」の判子だけを押し続ける奇妙な日々が始まる。 入力。 出力。 処理。 保留。 機械みたいな父を笑っていたはずなのに、 気づけば泣いていた。 ……そして最後の最後、 全部ぶち壊される。 感動と狂気とティッシュ千二百個。 しゃくたにしゃくお、通常営業です。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2026/07/14
  • 現在の作品三億円、未処理のまま。