あらすじ
※本作は、個人制作の同人誌『白イ鴉』の試し読み版です。
エブリスタでは、第1章・第2章を公開しています。
「どうして、そんなに俺に優しいの?」
「親父が息子を庇うのって、当たり前だろ」
16年前、親友を亡くした元刑事・岸拓海は、
遺された息子・凪を育てることを選んだ。
血の繋がらない父と息子。
二人はそうして、ひとつの家族を築いてきた。
少なくとも、そう見えていた。
現在、拓海は情報屋として、凪と心愛という女とともに、歓楽街の裏側を生きている。
そこへ、親友の死に関わった男が出所する。
封じていた復讐が動き始めるとき、
拓海が守ってきた「父親」という役目と、
凪が隠し続けてきた想いもまた、崩れ始める。
罪悪感で息子を育てた男。
父親でいてほしいまま、その男を欲した青年。
守る者と、守られる者。
父と息子。
16年かけて築いた境界が壊れたとき、
二人はもう、元の家族には戻れない。
クライムサスペンスを軸に、
擬似父子関係の崩壊と越境を描く年の差BL。