あらすじ
「国王陛下の御前で婚約破棄。――殿下、思ったよりずっと勇敢ですわ。主に、自滅方面に」
卒業記念パーティーの壇上で、王太子アスレイから一方的に婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢シェリア。
だが、その場で男爵令嬢ミリアムの持つ魅了魔道具が発覚し、アスレイは「自分も被害者だ」と主張する。
問題は、その後だった。
治療を終えて魅了が解けても、謝罪の手紙は一通も届かない。
それどころかアスレイは、当然のように「元通りでよいだろう」と復縁を求めてきた。
十年間、王太子妃候補として己を律し続け、傷つけられても、踏みにじられても耐えてきたシェリアは、今度こそ自分の意思で未来を選ぶ。
「気安く触れないでくださいませ。心底からお断り申し上げます」
謝罪のできない王太子には、相応の結末を。
シェリアには、父の悪友である豪快な辺境伯と、遠慮なく言い合えて、なぜか毎日笑ってしまう日々を。
謝罪もなしに元通りですか?
もう心は冷めきっております。
※元王太子ざまぁ複数あり/ハッピーエンド