あらすじ
魔王討伐を目指す勇者パーティーのリーダーである俺は、剣も魔法も使えず、戦闘になると真っ先に逃げ出す仲間・カイルを追放した。
それから数年後。
ついに魔王を倒し、世界に平和が戻る――はずだった。
突如として空が裂け、ドラゴンを従えた謎の筋肉男が魔王城に降臨する。
「無能って言ってくれたよな。そのツケ、まとめて払ってもらうぜ?」
そいつは、俺たちが追放したカイルだった。
追放された悔しさを力に変え、死ぬほど鍛え続けた結果、カイルは魔王を遥かに超えるラスボスへと成長していたのだ。
いや、なんでそのやる気をパーティーにいたときに出さなかったんだよ!?
筋肉で魔法を弾く元無能、存在感がなさすぎて置き去りにされた元アイテム管理係、金貨を払うほど強くなる守銭奴賢者。
かつて追放された仲間たちが次々と帰ってくるなか、俺は世界ではなく、自分の胃を守るために戦うことになたのだった。