あらすじ

王宮式典局、二年目のリタです。 例の『婚約破棄発生時対応要領』と事前審査窓口は、いまや国外にまで知られる存在になりました。曰く「王国で最も安価な平和維持装置」。そしてこの春、ついに隣国エルデナ王国から視察団がやってくることに。なんでも、あちらの王太子殿下が夜会のたびに断罪未遂を起こすので、制度ごと輸入したいのだとか。 教育係を拝命したわたしは、緊張しつつも視察団を案内します。ところが一行の中に、ひとり様子のおかしな書記官さんがいて――その方の質問が、制度の話にしては、少し、具体的すぎるのです。 「……その保護手続は、申請者が他国の人間でも、使えますか」 様式から始めてはいけない案件が、国境を越えてやってきた話。『対応要領』シリーズ第3話ですが、単体でもお読みいただけます。

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小説を読もう2026/07/14
  • 現在の作品王宮式典局に隣国から視察団が来ました――対応要領、国境を越えるそうです