あらすじ

時は現代。35歳独身貴族、腹にこさえた100㎏ちょっとのお肉がチャームポイントの会社員・小麦練男は、久々の休日にピザをデリバリーしていた。  しかし不幸にも、注文し損ねたコーラを調達した帰りに2tトラックへ突っ込まれ、命を落とす――が、目が覚めたのは異世界。津軽弁の女神いわく、この世界を救えるのは「腹に無限のかろりぃをたずさえた勇者」である練男だけらしい。  闇鍋将軍・狗茶羅が支配するこの世界を救うため、練男は妖刀を手に「ピザムライ」となって立ち上がる。七本ある妖刀のうち一本を手に、心酔する少年・米田、2tトラックにも変化する姫・番操子とともに、旅は始まったばかり。 「そんなことはどうでもいい! 俺は! あっつあつトロットロのピザが早く食いたいだけなんだよーーー!!!」  はたして練男はピザが家に届く前に、元の世界に帰ることができるのか――? --- ## 補足紹介文(キャラクター・舞台設定について)  本作は「マナー」と「食」の価値観が反転した異世界を舞台にした、料理×バトルコメディです。以下、選考の参考として設定を補足いたします。 **■ 世界観**  この異世界では、体内に蓄えた「|神炉離《かろりぃ》」の量がそのまま強さに直結し、戦闘力は「|百京号《えくささいず》」という形で発揮される。現代日本で忌避されがちな「大食い」「高カロリー」が、この世界では力の象徴として肯定的に扱われている点が最大の特徴。世界は闇鍋将軍・|狗茶羅《くちゃら》による圧政下にあり、彼を打倒するには伝説の「七本の妖刀」を集める必要がある。 **■ 小麦練男(こむぎねりお)/出里張ィピザムライ**  35歳、独身、会社員。デブでツッコミ担当だが、戦闘になると妙に格好いい二面性を持つ。異世界転移後、津軽弁の女神から半ば強引に「ピザムライ」として仕立て上げられる。根は善人で、悪を前にすると自然と体が動くタイプ。元の世界に帰る条件は「注文したピザが玄関に届く直前」であり、これが物語全体の目的(=狗茶羅打倒)と直結する構造になっている。 **■ 女神**  津軽弁で話すため、練男(および読者)にとって何を言っているのか分かりにくいが、要所要所は何となく伝わる、ギャグ担当兼物語の狂言回し。修行の末、練男に妖刀を授け、「予言で姫に話を通しておいた」という伏線だけを残して異世界へ落とす、やや強引な性格。 **■ 脱穀米田(だっこくまいた)**  練男に心酔する少年。ピザムライの弟子ポジションで、真面目だが時折暴走気味。異世界のSNS事情に精通しており、練男を振り回す小さなトラブルメーカーでもある。 **■ 番操子(ばんそうこ)**  この国の姫でありながら、2tトラックへと変化する能力を持つ。普段は人型も取れるが、巡業警備のためトラック形態で登場。ツッコミ役兼ヒロインで、女神が予言を託していた「姫」その人であることが第2巻以降の伏線として第1巻内で回収される。 **■ 厄介拓男(やっかいたくお)**  狗茶羅配下のインフルエンサー的存在。幼少期からマナー講師の両親に厳格な教育を強いられ、「大食い=マナー違反」という歪んだ価値観を植え付けられた過去を持つ。魔剣|慈ゑ延ゑ是《じぇのべーぜ》の使い手で、単行本1巻のバトルパートの中心人物。単なる悪役ではなく、「呪い」に囚われた被害者としての側面を描いている。 **■ 狗茶羅(くちゃら)**  本作のラスボス。SNSを駆使して世界中の食文化を歪め、圧政を敷く暴君。単行本1巻では直接対決せず、SNSを通じてその存在感と脅威だけを読者に印象付ける構成とし、続巻以降への引きとして機能させている。 **■ 妖刀について**  全部で七本存在し、互いに惹かれ合う性質を持つ。単行本1巻で登場するのは練男の|魔流牙璃ゐ太《まるげりぃた》と、拓男の|慈ゑ延ゑ是《じぇのべーぜ》の二本のみ。残り五本は名称も含め未登場で、今後の巻で徐々に明らかになっていく設計。

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カクヨム
カクヨム2026/07/14
  • 現在の作品出里張ィピザムライ!