あらすじ
前世は根っからのミステリー好きな会社員。今世は乙女ゲームの悪役令嬢クロディア。処刑エンド回避のため必死に婚約破棄イベントを耐え抜いた——はずなのに、屋敷では原因不明の死が続いている。犠牲者に共通するのはただ一つ、「クロディアに近づいた者」であること。つまり、本当に狙われているのは自分自身だ。
手がかりを整理すればするほど浮かび上がる容疑者は、誰より自分を溺愛してくれる婚約者、腐れ縁の幼馴染騎士、そして影のように傍にいる侍従の3人だけ。「愛されている」という多幸感と、「その愛が牙を剥くかもしれない」という恐怖のはざまで、クロディアは前世で培った推理力を武器に、微笑みの下に隠された真犯人を暴いていく。