あらすじ
ダンジョンが出現し、探索者たちが一攫千金を夢見て命懸けでモンスターと戦う現代日本。
難関大学に通う頭脳派の青年・御子柴慧(みこしば けい)は、ダンジョン極浅層での地味な小遣い稼ぎ中に、未知のアーティファクト『万象の鞄』を偶然拾う。
それは、魔石を消費することで常識を破壊する『秘密道具』を生み出す、規格外のチートアイテムだった。
「視覚・熱源・匂いを完全に遮断する布」
「重力を自在に操作するライト」
「空間を繋ぎ、移動時間をゼロにするチョーク」
これらの道具を手にした慧は決意する。
他人のミスで自分が死ぬリスクのあるパーティなど絶対に組まない。完全なソロで、一切の血と汗を流さず、誰よりも安全に世界の富を独占してやると。
慧は秘密道具と明晰な頭脳を組み合わせ、大手クランが死闘を繰り広げるボスのレアドロップを無傷で総取り。
さらには、空間転移を利用して凶悪な中層のど真ん中に「絶対に魔物が襲ってこない安全なホテル」を開業し、極限状態のトップ探索者(美女)たちから法外な宿泊費を合法的に搾取していく。
ギルドの監視網も、未知の強力なモンスターも、慧にとってはただの「利益を生み出すシステム」にすぎない。
剣も魔法も振るわない。徹底したリスク管理と圧倒的な道具のコンボで、難関大生が現代ダンジョンの経済圏を裏から完全に支配していく、痛快なソロ・成り上がりストーリー!