あらすじ
名もなき猫は、水瓶で死んだあと、異世界で目を覚ました。
魔法も、特別な力もない。
異世界で目を覚ましても、人間の言葉を多少理解できるだけのただの猫だった。
魚の匂いを追って入り込んだ冒険者ギルドで、猫は駆け出し剣士の少女レオナと出会う。
冒険者になったばかりでまだ危なっかしさが残る少女。
それでも困っている者を放っておけず、自分の食事にも困っているのに、見知らぬ猫へ干し魚を分けてしまう。
残った干し魚と寝床を目当てに猫はレオナについていくことにした。
だが、少女受ける依頼や町で起こる奇妙な事件に巻き込まれていく。
言葉の通じない一人と一匹が、飯と寝床と小さな依頼を重ねながら少しずつ互いの居場所になっていく。