あらすじ
笑うことや人と話すことが苦手で、孤独を抱えていた少年・ショウ。ある雨の日、彼は公園で震えていた子犬を救い、「コト」と名付けて飼い始めます。
言葉の代わりに温かな眼差しで全てを受け止めてくれるコトに、ショウは心を開き、日々の小さな出来事や勇気を少しずつ打ち明けるようになります。コトとの触れ合いを通じて、ショウの世界は次第に明るさを取り戻していきました。
しかし、やがて別れの時が訪れます。老いて旅立ちの時を迎えたコトを抱きしめ、涙を流すショウ。その瞬間、ショウの心に「大丈夫だよ。ショウはもう、一人で笑えるよ」という温かいメッセージが届きます。
コトを看取ったショウは、悲しみの中でも感謝の微笑みを浮かべ、前を向いて歩き出します。胸の中に生き続けるコトの「大丈夫」という言葉を支えに、少年はもううつむくことなく、新たな一歩を踏み出すのでした。