あらすじ
鏡原市にひっそりと佇む『峰梁(みねはり)神社』。そこは、人間と妖怪、そして神々の暴走を取り持つ境界の領域。
中学時代の凄惨なトラウマを抱え、身を守る「鞘」を持たずに自滅的に戦う姉・風波葉紅(かざなみ はく)。
姉を護る「盾」になるためなら、己の身がボロボロになることも厭わない弟・風波黎紅(かざなみ りく)。
心魂札と呼ばれる異能を手に神社へやってきた双子は、過去の因縁に縛られた風変わりな仲間たちと出会う。
「親友」を救い出すために空間を裂く大鎌を振るう大学生・神崎昴流(かんざき すばる)。
そして、冷徹な皮肉屋でありながら、ある「致命的なエラー」を抱える先輩・如苳司(ことぶき つかさ)。
平穏に見えた彼らの日常は、かつて神社を焼き討ちにした冷酷な呪術集団『雲翳会』の暗躍によって一変する。新興ハイテク企業を隠れ蓑に、最高神・天輝の権能をハッキングし、世界の最適化を目論む教主・翳冴那(かげり さな)。
一年で最も夜が長い「冬至」の日に向けて、世界は静止し、凍りつき始める──。
襲い来る神話級の熱波、絶対障壁、そして立ちはだかるかつての因縁。
歪で、不格好で、だからこそ愛おしい──命を懸けて日常を奪還する、彼らの神語りが今、幕を開ける。
世界観・キャラ紹介
1. 世界観・用語設定
・峰梁神社(みねはりじんじゃ)
物語の舞台であり、傷ついたメンバーたちが帰ってくる「実家」のような場所。御神木の化身「さくら」を精神的支柱とする。かつて幕末に雲翳会によって焼き討ちに遭った過去を持つ。
・心魂札(しんごんふだ)
さくらがメンバーに託す木札。所有者が「武器と考えるもの」の形をとり、霊力を込めることで独自の武器へと顕現する。
・心魂器(しんごんき)
心魂札によって顕現した武器の総称。所有者の精神性や属性が色濃く反映される。
・雲翳会(うんえいかい)
「神に代わって人間が世界を支配する」ことを目論むカルト教団。日本の霊的中心をハッキングし、最高神・天輝(アマテラス)のシステムを乗っ取ろうと歴史の裏で暗躍してきた。
2. 登場キャラクター&能力など設定
【峰梁神社・前衛戦闘員】
・風波葉紅(かざなみ はく)
能力: シンクロマインド(他人の記憶を読み取り、心を繋ぐ能力)。
心魂器: 【風刃】
人物: 自己犠牲的で、他人の痛みを全部吸い上げようとする危うさを持つ。中学時代の絶望から「誰かのためになら生きられる」という生存戦略をとっている。
・風波黎紅(かざなみ りく)
能力: マインドシールド(葉紅の能力の対となる、心の境界を明確にする能力)。
心魂器: 【雨矢】
人物: 葉紅の双子の弟。幼少期は身体が弱かった。姉の「絶対的な盾」になることを誓っており、過保護な面がある。水の本質を「すべてを映し出す鏡」と捉え、霊力の雨を降らせて姿なき敵を索敵・一撃必殺するスナイパーとして覚醒する。
・如苳司(こつぶき つかさ)
心魂器: 【重弾】
人物: 冷徹で謎多き先輩。右目に蓮の花を模した術式の焼印があり、その解呪の方法を探している。
・神崎昴流(かんざき すばる)
心魂器: 【空鎌】
人物: 「司」小学生時代からの同級生であり唯一無二の親友。表向きは軽口を叩き合うバディを演じながら、裏で解呪の方法を探していた。
【峰梁神社・サポート&重鎮】
・此端大和(このはな やまと)
頼れるお兄さん気質の神主。神社に舞い込む依頼(神様トラブル)の整理や全体の指揮を執る司令塔。
・此端明日香(このはな あすか)
大和の妹で、姉御肌の巫女。戦闘で傷ついたメンバーのバイタルや怪我を癒す、絶対的な回復役。
・雛雨燿子(ひなさめ ようこ)
双子の祖母であり、圧倒的な格を持つ大妖怪(妖狐)。1話時点では雲翳会の過去の封印により家屋に軟禁状態だったが、千里眼で双子を見守る。中学時代に壊れた双子を引き取り、厳しい霊力修行(荒療治)で救い出した恩人。
・峰梁さくら(みねはり さくら)
峰梁神社の御神木の化身。メンバーの精神的支柱であり、「心魂札」の授与者。