あらすじ
大学のベンチで鳴り響いた電話。それは、大学を休んでいるはずの「引きこもりの親友」からの着信だった。
慌てて出たものの、電波が悪いのか、向こうからはブツブツとノイズ混じりの不気味な声しか聞こえない。不審に思った主人公が一度電話を切り、今度は自分からその親友の番号へとかけ直してみた。
すると、信じられないことが起きる。
──プルルルル、プルルルル。
電子音が響いたのは、スマホの受話口からではない。
いま自分が座っているベンチの真後ろ、生い茂る茂みの中からだった。
恐る恐る草むらをかき分けると、そこには親友のスマートフォンが転がっている。しかし、周囲には誰もいない。ただ、地面には何かを「引きずったような跡」が、大学の不気味な旧旧校舎へと続いていた。
親友の身に何が起きたのか。主人公が引きずられるように足を踏み入れた先で、さらなる恐怖が待ち受ける