あらすじ
【MFブックス】イケオジ小説コンテスト【中編】男性主人公部門応募中
全6話の中編。主人公が旅立つまでの物語です。
ショー・タッカーは村の鍛冶屋だ。馬具も農具も包丁も、なんでも打つ。
二十年前、戦争が終わった日に村に来た彼はただものではなかった。でも、受け入れられた。あの当時はそういう時代だった。いかにもな『訳あり』を、理由も聞かずに受け入れる。そういう、終戦直後の助け合いの時代。
あれから二十年。ショー・タッカーは相変わらず村の鍛冶屋をしている。このまま朽ちて死ぬんじゃないかってぐらい、椅子から動かず、毎日毎日、鋼を打っている。
でも、『王家』の少女がやってきた。
「新作の依頼に参りました。『魔剣鍛冶』ショー・タッカー」
終わっていた戦争が動き出す。闇に葬られた陰謀が再び白日の元にさらされる。
引退した魔剣鍛冶は再び魔剣を打つことになる。魔剣が二度と必要とされない世界のために。
これは、引退した天才が絶望と年月を経て再び表舞台に立つまでの物語。