あらすじ
魔獣災害によって人類の生活圏が脅かされる22世紀。
人々は巨大な魔獣と戦い、前線では異能力を駆使する英雄たちが命を懸けていた。
しかし、戦場を支えているのは、彼らだけではない。
食糧を調達する者。
食事を作る者。
負傷者を治療する者。
基地を整備する者。
物資を届ける者。
そして、人類とは異なる社会を築いた野良犬たち。
これは、魔獣と戦う英雄たちを陰から支える、後方支援部隊の物語。
補給基地の調理員・熊沢伸介は、特別な力を持つわけでもない、ごく普通の青年だった。
少なくとも、周囲からはそう見えていた。
僅かな魔力で工夫を重ねる庶民の生活魔導、そして深い絆を結ぶ野良犬たちとの関係が、極限状態の中で人々の命をつなぐ。
魔獣災害の時代。
最前線で戦う者たちを支える、もうひとつの戦いが始まる。