あらすじ

西部開拓時代をモチーフにしたファンタジー世界。人々の中には「Law(ロー)」と呼ばれる特殊能力を持つ者が存在する。Lawは身体・生体・物体・空間・時間・概念の六系統に分類され、それぞれ発動条件や制約を持つ。一人につき一つのLawを持つのが基本であり、強い感情や過酷な経験によって覚醒する者もいれば、長年の鍛錬によって会得する者もいる。その存在は一般市民には知られていない。 主人公は幼い頃、家族を賞金首に殺される。唯一生き残った主人公は町の判事に引き取られ、復讐を果たすため賞金稼ぎとして育てられる。生体系のLaw「血液操作」を武器に各地の賞金首を追う中で、主人公は多くの事件を解決し、人々を救っていく。当初は悪を倒すことだけが目的だったが、感謝される喜びを知り、「誰かを守るために戦う」という新たな生きがいを見つけていく。 しかし、家族を殺した賞金首を倒した直後、事件の黒幕が自分を育てた判事だったことを知る。判事はかつて主人公の父を、法では裁けない悪人を始末する「必要悪」の賞金首として利用していた。父は愛する家族を得てその仕事から足を洗うが、秘密を守るため一家は襲撃された。判事は家族を失った絶望が主人公のLawを覚醒させると考え、生き残った主人公を将来利用するため育てていたのである。 最終決戦で主人公は、自分もまた復讐という名の「必要悪」に囚われ、判事と同じ価値観で生きてきたことに気付く。憎しみを乗り越えた瞬間、血液操作は概念系のLaw「因果律」へと覚醒する。その力は人を裁くものではなく、断ち切られていた原因と結果を結び直す力だった。主人公は判事を殺さず、判事は自らが積み重ねた罪と向き合うことで精神を崩壊させる。復讐の連鎖を断ち切った主人公は、「法とは人を裁くためではなく、過ちを繰り返さないためにある」という答えにたどり着く。

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カクヨム
カクヨム2026/07/13
  • 現在の作品Bloody Law ~西部劇バトルファンタジー~