あらすじ
「会議で情報を出し渋るな。全員が同じ情報を持って、その上で判断が割れるから意味があるんだろ」
勇者リオが、魔王軍の軍団長アッシュを討ち倒した。
その様子を魔王城から見届けていた四天王たちは、いつものように幹部会議を始める。
だが、新参の四天王ラギは、思わせぶりな発言ばかりで何も決まらない会議にうんざりしていた。
そこで、意味のある会議を行うことを提案する。
こうして始まったのは、魔王軍史上初の、建設的すぎる幹部会議。
議題はひとつ。
勇者を倒す方法について。
しかし四天王たちが情報を共有していくうちに、勇者の旅、少女フィアナの正体、そして魔王の真の目的が少しずつ見えてくる。
本来なら勇者たちの旅の中で明かされるはずだった真相が、当事者不在の会議室で次々と暴かれていく。
そして彼らは、会議の議題を大きく変更することになる。
これは、魔王軍四天王が真面目に会議した結果、なぜか世界を救う側に回ってしまう話である。