あらすじ
報われない日々を送る四十四歳の会社員・服部京一郎。ある日、オフィスを襲った巨大な地震によって、彼は異世界へと転生してしまう。
目覚めた場所は、モンスターが跋扈する鬱蒼とした森の中だった。京一郎はそこで、母の薬草を探して彷徨っていたエルフの少女・リーフィアと出会う。京一郎は剣道の心得と持ち前の正義感を武器に、彼女を村まで送り届けることを決意する。
しかし、二人が辿り着いた村は、デーモン・ヴェルザードの手によって既に壊滅していた。リーフィアの母から「果ての大地」への旅を託された京一郎は、強大な力を持つデーモンとの死闘に身を投じる。
今の京一郎には、魔法も特別な力もない。あるのは、会社員として培ってきた泥臭い執念と、たった一人を守り抜くという強固な意志だけ。漆黒の剣を手に、四十四歳の元会社員と孤独なエルフの少女が、未知の世界を切り拓く冒険譚。