あらすじ

二十年前の大規模異常災害以来、池袋東口には巨大な封鎖壁が立っている。 その向こうにある池袋第一特定異常空間、通称・池袋ダンジョンへ潜るのが、十七歳の四等探索士・榊アカリの仕事だ。 高校休学中。慢性的に金欠。低層の怪物にも普通に苦戦する。 だが、アカリにだけ鐘の音が聞こえたとき、彼女の身体は、知らないはずの殺し方を思い出す。 どこへ踏み込み、どう避け、何を断ち切れば終わるのか。 謎の大鉈《首刈》。 黒く塗り潰された記憶。 彼女を観測し始める異常空間対策庁。 そして、その異常を最初に目撃したのは、口の悪い二等探索士・久我菜々子だった。 《大鉈の少女》と《錆の魔女》。 まだ相棒ですらない二人は、やがて池袋に混じり込んだ異界の怪物たちと向き合っていく。 これは、『普通』を諦めきれない少女が、知らない自分へ近づきながら、それでも榊アカリとして帰ってくるための物語。

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カクヨム
カクヨム2026/07/13
  • 現在の作品池袋ダンジョンに鐘は鳴る