あらすじ

眼は真実を語る。 言葉に出さなくても、脳で否定したとしても、眼は生きて全てを見ている。 この世界には瞳力を宿した不思議な眼———『術眼』が存在している。 令和の京都に住む源悠月は、平安時代に最強の瞳術使いとして名を馳せた源頼光の子孫であり、同じ術眼———【雷光眼】を持って生まれたことで、『㰷眼』と呼ばれる怪異と戦う日々を送っていた。 怪異改め㰷眼は負の感情を背負い続けた術眼の成れの果ての姿。 真実を見続けた眼に偽りは効かず、悠月を始めとする瞳術使いたちは日々、人々の平穏を守るために死線に身を置き、己を犠牲にしていた。 そして、その姿は世界に届くことはない。 全ての眼が死に、㰷眼へと変貌するわけではない。けれど、この世界はそこまで美しくはできていない。ましてや何も知らずに安寧を享受する人々と日常を共にしていればその思いは一層強くなる。 高校二年生になったばかりの悠月や、同じ様に由緒ある瞳術使いの家系に生まれた友人たちは言葉にせずとも、同じ様な苦悩と葛藤を抱えて日々を生きていた。 そんなある日、悠月はいつも通り一般人には見えない結界内で任務に当たっていると、かつて源頼光とその四天王が封印したとされる最恐の㰷眼、酒吞童子が復活したと何者かに告げられる。 悠月は不仲である名家同士の枠を超えて、頼光四天王の子孫である友人たちに協力を仰ごうとするが、そこに㰷眼ではなく、全身黒装束の能面を付けた人間が現れたことで、事態は更なる混沌へと向かっていく。 "正しさ"に翻弄される少年少女たちは最恐の怪異を前に何を思うのか。 ———これは"表裏"で成り立っている世界の"裏"の話し。

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小説を読もう2026/07/13
  • 現在の作品鬼哭廻眼〜その眼は一度死に蘇る〜