あらすじ

青陽城の名門・ユー家の若君、ユー・ムー。五歳の血骨測定で血骨碑が反応せず、それ以来「廃骨」と断じられた。 修練できぬなら、人の心を学ぶ。刀を握れぬなら、帳簿を握る。 世間は、彼が病弱で母の院に引きこもっているとしか知らない。だが青陽城の地下では、すでに「墨楼」が密かに根を張り、霊符、情報、資源、密偵網のすべてが少年の手の中で動いていた。 九歳の年、ユー・ムーは雷紋の刻まれた欠けた骨から、一条の残魂を目覚めさせる。 残魂は自らを龍爺と名乗った。口は悪く、金に汚く、策を弄するのが大好き。それでも彼は、ユー・ムーの体内にある名もなき封印と、暗闇の中で九年もの歳月を共に戦い抜いた。 十八歳の誕生日の夜、ユー・ムーはついに修練への最初の扉を押し開く。 その一週間後、ユー家の一族比武。かつて廃骨と蔑まれた少年が演武台に立ったとき、人々は初めて知る―― 十三年間笑い続けたその少年は、一度たりとも運命に屈してはいなかった。 幼なじみのリン・ユメは炎陽王府へ連れ去られ、玄陽武府の山門が開く。血骨に秘められた謎、天厭の呪い、時の長河、万古の帝影――すべてが、ゆっくりと姿を現し始める。

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カクヨム
カクヨム2026/07/13
  • 現在の作品天河を牧する者